議案第41号訴えの提起について 民生文教委員会が開催(令和6年7月25日)されました
議案第41号訴えの提起について
6月議会で継続審査となっていた「議案第41号訴えの提起について」の審議がおこなわれました。私も議案審査のため傍聴に行ってきました。 8月1日(木曜日)に市議会臨時会(本会議)にて採決が行われます。
議案第41号 訴えの提起について
この議案は
蓮田市が市役所の隣にある「黒浜貝塚」の樹木を伐採した、隣接する駐車場の事業者に対して9万5700円の損害賠償を求める訴えを起こすための議案です。
令和3年3月27日に黒浜貝塚に隣接する駐車場の事業者が駐車場にせり出した樹木を伐採するという事件が発生しました。以下委員会で説明が合った内容を私がまとめてみました。
令和3年3月に市がチェーンソーを持った男性が史跡内の樹木を伐採している現場を確認。
市は令和3年7月に器物損壊罪として岩槻警察に告訴状を提出。
相手方は令和3年10月に文章による謝罪と協議の場の申し出をした。(市は協議を行わなかった)
埼玉地方検察庁より処分通知「不起訴」が令和4年2月に届く,不起訴処分の理由は起訴猶予。
市は検察審査会に審査申し立てを提出し令和5年1月26日にさいたま第二検察審査会より不起訴処分(起訴猶予)は相当とする趣旨のであった。
その後、お互いの弁護士を通してやり取りが行われています。
令和6年6月議会にて上記の損害賠償事件が議案第41号「訴えの提起について」提出される。
6月議会の最終日に市の顧問弁護士が無断で(議会の同意がないまま)民事調停を申し立てをしていたことなど新たな事実が確認された。 市議会で継続審査が賛成多数で決まる。
※申し立ては現在は取下げされています。
私はこの事件に関して非常に市の対応に疑問を感じています。 まず、市は相手方と交渉する意志がないこと、賠償請求の金額9万5700円より弁護士費用やその準備に係る人件費のほうがはるかに高額となること、相手方がなぜ伐採を行ったかなどの理由及び市の当時の管理状況がどうであったかについては委員会では非常にわかりにくかったこと(市が相手方と話をしないため市側の情報しかわからない)また、市の顧問弁護士が市民が相手なので調停や弁護士同士の話し合いなどの選択肢を示したにもかかわらず、一番お互い負担が大きく費用がかかる訴訟(民事裁判)を起こそうとしているのか 賛成、反対はここでは私は申しませんがみなさんはどのように思いますか?
※私は専門家ではありませんので、どちらが良いか、悪いかという判断は控えさせていただいています。議案を審議するうえで、市の進め方が、正しいか、民事訴訟を起こすべきかとの視点で意見を述べさせていただいております。私は裁判の専門的な知識はありませんのでお気付きなことがありましたらお知らせいただきますとありがたいです。
※樹木を勝手に切ってしまったことに関してはやってはいけない行為という前提で作成しています。
※添付写真は現状の写真(上)と事件が発生する以前の写真(下)です。