令和8年9月議会報告|蓮田市の下水道使用料が平均36%改定へ
令和8年9月議会報告|蓮田市の下水道使用料が平均36%改定へ
令和9年4月から下水道使用料が引き上げられます
令和8年9月議会において、蓮田市の下水道使用料の改定に関する条例改正案(議案第61号)が審議されました。
今回の改定により、下水道使用料は平均36%引き上げられることになります。
下水道は、市民生活を支える重要な社会基盤ですが、今回の改定は各家庭の負担増にもつながります。
1.下水道使用料はどのくらい変わるのか
2か月当たりの使用水量別に、改定前後の料金を比較すると次のようになります。
| 使用水量(2か月) | 現行料金 | 改定後 | 増加額 |
|---|---|---|---|
| 10㎥ | 1,760円 | 2,200円 | 440円 |
| 20㎥ | 1,760円 | 2,640円 | 880円 |
| 30㎥ | 2,860円 | 4,180円 | 1,320円 |
| 40㎥ | 3,960円 | 5,720円 | 1,760円 |
| 50㎥ | 5,220円 | 7,590円 | 2,370円 |
| 60㎥ | 6,490円 | 9,460円 | 2,970円 |
※金額は税込。添付の議会報告資料に基づきます。
例えば、2か月で40㎥使用する家庭の場合、2か月で1,760円、年間で10,560円の負担増となります。
年間の金額は、同じ使用水量で年6回請求される場合の試算です。
2.下水道使用料を改定する理由
市が説明している改定理由は、主に次の4点です。
① 埼玉県への維持管理負担金の増加
埼玉県へ支払う下水道維持管理負担金の単価が、令和7年度から1㎥当たり40円から43円へ引き上げられました。
市の説明では、これにより年間約1,500万円の負担増となります。
② 下水道事業の経費負担の適正化
下水道事業は公営企業として運営されています。
市の説明では、一般会計からの基準外繰入金が令和6年度決算で約2億17百万円あり、経営改善が課題となっています。
③ 使用料水準の見直し
国が示す使用料水準を踏まえ、適正な使用料体系を確保する必要があるとしています。
④ 下水道施設の更新・維持管理費の確保
下水道施設の老朽化に対応し、将来の更新工事に必要な財源を計画的に確保する必要があります。
3.新料金の適用時期
改正条例の施行日は、令和9年4月1日です。
ただし、下水道使用量は2か月ごとの検針となるため、改定後の使用料は検針時期によって令和9年6月または7月の検針分から適用されます。
4.今回の改定について私の考え
下水道は、衛生的で安全な生活環境を維持するために欠かせない施設です。
施設の老朽化への対応や、将来にわたる安定的な事業運営のためには、必要な財源を確保することも重要です。
一方、今回の平均36%という改定率は、市民生活にとって決して小さな負担ではありません。
使用料を引き上げるだけでなく、経営の効率化、経費削減、施設更新の優先順位の見直しなど、市として継続的な経営努力を行うことが必要だと考えています。
今後も、下水道事業の経営状況や市民負担のあり方について、引き続き確認してまいります。

市民クラブ未来・令和8年9月議会報告 第2回
蓮田市議会議員 菊池義人