蓮田駅西口通線はいつ開通する?現在の進捗状況を確認しました
蓮田駅西口通線はいつ開通する?現在の進捗状況を確認しました
令和8年6月議会の一般質問で、長年整備が進められている「蓮田駅西口通線」について、現在の進捗状況や完成の見通し、今後の課題を市に確認しました。
■ 約1,290mのうち、残る整備区間は約440m
蓮田駅西口通線は、県道さいたま栗橋線から蓮田駅西口付近までを結ぶ都市計画道路です。
昭和38年8月に都市計画決定され、全長は約1,290m。このうち蓮田駅西口側の約850mはすでに整備されています。
現在事業を進めているのは、県道さいたま栗橋線側の約440mです。
完成すると、車道9m、両側に3.5mずつの歩道を設けた、全幅16mの道路となる計画です。
■ 用地取得率は約32%
残る約440mについては、令和2年11月に事業認可を取得し、令和4年度から本格的な用地交渉が始まりました。
令和7年度には2名の権利者と土地売買契約を締結しましたが、令和8年3月末現在の用地取得率は、面積換算で約32%にとどまっています。
さらに再質問で確認したところ、対象となる権利者は全部で38名。
そのうち用地取得に協力いただいた方は8名で、残る権利者は30名とのことでした。
単純計算すると、令和4年度から4年間で8名、年間平均では約2名という進捗になります。
■ 現在の事業期間を5年間延長へ
現在の事業認可期間は令和9年3月までとなっています。
しかし、市からは「それまでに事業を完成させることは難しい」との答弁があり、令和8年度中に事業認可期間を5年間延長する予定であることが明らかになりました。
つまり、現時点では具体的な完成年度を示せる状況にはありません。
なぜこれほど時間がかかっているのか。
市によると、道路予定地には住宅だけでなく事務所や店舗もあり、建物の移転や営業への影響など、権利者の生活環境を大きく変える決断をお願いしなければならないことが大きな理由です。
また、現時点でも、まだ用地交渉を開始していない権利者がいることも確認しました。
■ 県道さいたま栗橋線との交差点は?
もう一つ確認したのが、県道さいたま栗橋線との交差点です。
市では埼玉県警察本部や杉戸県土整備事務所と協議を行っており、令和4年度から令和6年度にかけて、信号制御を中心とした交通協議を実施しました。
市が行った交通量調査をもとに将来の交通量を推計し、一定の理解は得られているとのことです。
一方、県警からは、事業期間が長期にわたるため「供用開始時期が見えた段階で、その時点の交通実態に基づいて再度協議する必要がある」との意見が示されています。
そのため、道路の完成が近づいた段階で改めて県警との協議が必要になります。
■ 西口通線の遅れは、次の道路整備にも影響します
今回の質問で特に重要だと感じたのは、西口通線だけの問題ではないという点です。
市は、都市計画道路「前口山ノ内線」について、西口通線の完成の見通しが立った後に具体的な調査・検討を行う方針です。
そのため、西口通線の事業期間が延びれば、前口山ノ内線の事業着手時期にも影響するとの答弁がありました。
■ 専任体制と人材育成も必要ではないか
私は一般質問の中で、これだけ大きな事業を進めるのであれば、限られた職員が他の業務と並行して担当するだけではなく、西口通線を重要プロジェクトとして位置付け、用地取得から工事完成まで集中して担当できる体制を検討すべきではないかと申し上げました。
また、今回だけでなく今後の蓮田市の道路整備を考えれば、用地取得や都市計画道路事業に精通した職員を育成していくことも重要です。
事業認可期間を延長することはできます。しかし、市民にとって大切なのは「期間を延ばすこと」ではなく、「道路が実際に完成すること」です。
権利者の皆様の生活や営業への影響に十分配慮し、丁寧な交渉を行うことは大前提です。
そのうえで、蓮田駅西口通線は今後の道路整備にも影響する重要な路線ですので、市にはこれまで以上に集中的な体制で事業を進め、一日も早い開通につなげていただきたいと考えています。
皆さまのご意見ご感想を頂戴できますと今後の活動の励みになります。
よろしくお願いします。