【令和8年9月議会報告】黒浜保育園が今年度末で休園へ

【令和8年9月議会報告】黒浜保育園が今年度末で休園へ

新しい認定こども園への転園と保護者負担軽減策について

蓮田市立黒浜保育園が、令和8年度末(2027年3月末)で休園となる予定です。

昭和51年度に開園した黒浜保育園は、約50年にわたり地域の子育てを支えてきた公立保育園です。

今回の休園の理由や新しい認定こども園の整備、9月議会で可決された保護者負担軽減のための補正予算についてご報告します。

■ 1.黒浜保育園が休園となる理由

市の説明では、黒浜保育園は建築から約50年が経過し、施設全体の老朽化が進んでいることから、子どもたちの安全な保育環境を将来にわたって確保することが難しくなっているとしています。

また、施設の大規模改修には多額の費用が必要となることなどから、令和8年度末で休園する方針が示されました。

■ 2.新しい認定こども園が開園予定

令和9年(2027年)4月には、黒浜保育園から約400メートルの場所に、民間の認定こども園「(仮称)星の子クレアこども園」が開園する予定です。

市は、新しい施設への移行に向けて、保護者への説明や必要な支援を進めています。

新しい認定こども園や他の公立保育園への移行にあたっては、保育内容や必要な持ち物、保護者負担などについて、丁寧な説明が求められます。

なお、市では、新設される「(仮称)星の子クレアこども園」への移行だけでなく、他の市立保育園への移行についても保護者に案内しています。

転園先については、新しい認定こども園だけに限定されているわけではなく、他の公立保育園も選択肢として案内されているとのことです。

今後も、保護者の意向を踏まえた丁寧な説明と、園児が安心して新しい環境へ移れるような支援が重要だと考えています。

■ 3.9月議会では何が決まったのか

今回の黒浜保育園の休園については、市議会の全員協議会で市から報告がありました。

議会事務局に確認したところ、現行のルールでは、保育園の休園は市長の行政判断で行うことが可能となっています。

そのため、休園そのものについて、9月議会で議決を行ったわけではありません。

一方、10月1日の市議会では、議案第78号「令和8年度蓮田市一般会計補正予算(第5号)」が原案可決されました。

この補正予算には、黒浜保育園の休園に伴い、新しい認定こども園へ転園する園児の保護者負担を軽減するため、保育サービス支援事業として146万8,000円が計上されています。

■ 4.転園に伴う購入費補助の内容

議会での答弁と市担当課への確認によると、補助の内容は次のとおりです。

【通園かばん】

  • 対象人数:64人
  • 補助上限:1人当たり6,000円

【制服】

  • 対象人数:50人
  • 補助上限:1人当たり20,000円

【スモック】

  • 対象人数:14人
  • 半袖:1人2枚まで
  • 長袖:1人2枚まで
  • 補助上限:1着当たり1,500円

スモックは半袖・長袖合わせて最大4枚、1人当たり最大6,000円が補助上限となります。

いずれも、実際の購入金額が補助上限額を下回る場合は、購入金額までの補助となります。

なお、対象人数は品目ごとの人数であり、合計した人数が転園する園児の総数を示すものではありません。

■ 5.休園後の施設はどうなるのか

黒浜保育園の休園後の建物や敷地については、令和9年度以降にその在り方を検討すると説明されています。

長年地域で利用されてきた公共施設であることから、今後の維持管理費や地域のニーズを踏まえた検討が必要です。

■ 6.今回の休園について私の考え

子どもたちの安全を確保することは、保育施設にとって最も重要なことです。

老朽化した施設を維持するためには、多額の改修費用や将来の維持管理費が必要となります。

そのため、近隣に新しい保育施設を整備し、保育環境を確保するという方向性には、一定の合理性があると考えています。

一方で、長年通い慣れた保育園から新しい施設へ移ることは、園児や保護者にとって大きな環境の変化となります。

今回、転園に伴う購入費用の補助が予算化されましたが、金銭的な支援だけでなく、子どもたちの心理的な負担への配慮や、保護者への十分な説明も重要です。

大切なのは、公立か民間かという運営主体の違いだけではなく、子どもたちが安全で安心して過ごせる、質の高い保育環境を確保することです。

今後も、新しい認定こども園への移行状況、保護者への支援、休園後の施設の在り方などについて、市の取り組みを確認してまいります。


市民クラブ未来・令和8年9月議会報告 第3回

蓮田市議会議員 菊池義人