サブアリーナ建設より教育施設の充実を(菊池よしひと一般質問報告)
サブアリーナ建設より教育施設の充実を
令和5年12月議会一般質問にて「サブアリーナ建設問題」について質問をさせていただきました。一般質問の結果について多くの方よりお問い合わせをいただきありがとうございます。 今回の質問では、市の予算からの検証、議員有志で企画した市民世論調査の結果で確認できた市民の声、教育委員会の中での予算の優先度などの視点から質問をさせていただきました。 詳細なご報告は後日させていただきますのでよろしくお願いします。
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サブアリーナ建設の財源について
答弁では「補助金の活用、基金の充当、学校教育施設事業債の借入」などを想定。
市では公共施設の維持管理・更新にかかる費用が、令和3年度以降の10年間で約75億円の不足、30年間で約244億円の不足が見込まれています。このような状況のなか、新たな箱物を造るために借金をして良いのでしょうか?
今後、人口減少が見込まれる状況での建設は市民負担の増大につながります。
また、財源の検証については時間をかけていろいろな手法を検討すべきです。
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パルシー大規模改修、サブアリーナ建設なぜ一緒に?
雨漏りしているパルシーは早急に改修をしなければなりません、サブアリーナ建設は緊急性を要していません。市はなぜこのようなプランを立てたのでしょうか?
私はパルシー大規模改修を今まで行わなかったことが不思議です。
市は「同時に行えば共通仮設費などのコストが低くなる」といいますが、市民体育館が使用できない期間が約2年、また、パルシーの大規模改修を数年前に行っていれば安くできました。(平成28年と最近の工事費・単価の比較では約4割上昇)
※コスト・単価の比較は令和5年9月議会での秦議員の質問に対する答弁より
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事業としての優先順位
教育委員会の予算としては、学校などの教育施設の改善を優先すべき(給食室・体育館へのエアコン設置、トイレの洋式化)
答弁では
「市としてはどの政策も重要である」との答弁
サブアリーナ建設 →令和6年度に予定
給食室・体育館へのエアコン設置 →計画的に行えるように検討する
トイレの洋式化 →計画的に行う(2027年度70%と非常に遅い)
※トイレの洋式化は令和5年9月時点で埼玉県内40市の中で下から6番目となっています。
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サブアリーナ建設は「民意」というが
市民世論調査ではサブアリーナ建設の優先度に関しては高いとの答えは15%でした。
物価上昇で市民が苦しんでいる中、市の財政がひっ迫している中では、少なくとも今建設すべきではないと考えます。
民意というのであればサブアリーナ建設の住民投票を行うべきです。
私は引き続き、サブアリーナ建設に関しては一度立ち止ってしっかりと市民の声を聞くよう訴えてまいります。
参考HP
菊池よしひとブログ 市民世論調査アンケート結果
文部科学省「公立学校施設のトイレ洋式化の状況(小中学校)